去年のドラフト1位12人の1年目を答え合わせ【竹丸11勝・小島99試合/2026年】

去年のドラフト1位12人 1年目の答え合わせ(竹丸11勝・小島99試合) ドラフト答え合わせ

2025年10月23日のドラフト会議で、12球団が1位で指名した選手たちの1年目(2026年シーズン)が終わりました。今年のドラフト会議(2026年10月22日)を前に、去年の1位12人が1年目にどんな成績を残したのかを、一軍の成績で答え合わせします。

成績はすべて2026年シーズン終了時点の一軍の記録です。各選手の名前から、その年の指名選手一覧のページに移れます。

結論:1年目に結果を出したのは竹丸和幸と小島大河

12人のうち、1年目から一軍の主力として数字を残したのは、巨人の竹丸和幸と西武の小島大河の2人でした。竹丸は先発で11勝、小島は捕手として99試合に出場しています。一方で、阪神の立石正広を含む大学生野手の多くは、一軍で経験を積んだ1年目でした。

2025年ドラフト1位12人の1年目の成績一覧

球団選手指名時の所属1年目(2026年)の一軍成績
巨人竹丸和幸投手・鷺宮製作所22試合 11勝9敗 防御率3.27
西武小島大河捕手・明治大99試合 打率.267 9本 40打点
ヤクルト松下歩叶内野手・法政大38試合 打率.239 2本 11打点
阪神立石正広内野手・創価大38試合 打率.192 2本 10打点
広島平川蓮外野手・仙台大29試合 打率.186 1本 11打点
楽天藤原聡大投手・花園大16試合 0勝2敗 防御率4.60
中日中西聖輝投手・青山学院大8試合 2勝4敗 防御率6.39
日本ハム大川慈英投手・明治大7試合 0勝0敗3ホールド 防御率6.48
DeNA小田康一郎内野手・青山学院大6試合 10打数0安打
ロッテ石垣元気投手・健大高崎高2試合 2回 防御率0.00
オリックス藤川敦也投手・延岡学園高一軍登板なし
ソフトバンク佐々木麟太郎内野手・スタンフォード大入団せず(マーリンズへ)

並びは、1年目の一軍での出場の多さと内容をもとにしています。

1年目から主力になった2人

竹丸和幸(巨人):先発で11勝、142奪三振

社会人の鷺宮製作所から単独1位で入団した左腕です。主に先発として22試合に登板し、126回2/3を投げて11勝9敗、防御率3.27、142奪三振を記録しました。12人の中で、1年目の成績はいちばんです。

阪神ファンとしては、竹丸には開幕戦でいきなりやられました。新人が開幕戦で投げるとは思いませんでした。その後も阪神打線はほとんど抑えられたので、私からは新人賞をあげます(笑)。巨人にとっては大正解の1位でした。

小島大河(西武):捕手として99試合

明治大から単独1位で入団した捕手です。大学生の捕手が1位で指名されたのは17年ぶりでした。1年目から99試合に出場し、打率.267、9本塁打、40打点を記録しました。

一軍で経験を積んだ5人

ヤクルトの松下歩叶、阪神の立石正広、広島の平川蓮の大学生野手3人は、いずれも30試合前後に出場しました。打率は松下が.239、立石が.192、平川が.186で、プロの投手への対応が2年目の課題になりそうです。2025年のドラフトでは大学生の内野手4人が1位で指名され、これはドラフト史上初めてのことでした。

投手では、楽天の藤原聡大が16試合、中日の中西聖輝が8試合に登板しました。藤原は花園大から初めてプロに指名された選手です。中西は2勝を挙げましたが、防御率は6.39でした。

これからの4人

ロッテの石垣元気とオリックスの藤川敦也は高校から入団した投手です。石垣は一軍で2試合に投げて無失点、藤川は一軍での登板がありませんでした。高卒の投手は数年かけて体をつくることが多く、1年目の数字だけで評価するのはまだ早い段階です。

日本ハムの大川慈英は救援で7試合に登板して3ホールド、DeNAの小田康一郎は一軍で6試合に出場しました。

入団しなかった1位:佐々木麟太郎(ソフトバンク)

ソフトバンクはDeNAとの抽選で佐々木麟太郎(スタンフォード大)の交渉権を得ましたが、佐々木は入団しませんでした。2026年のMLBドラフトでマイアミ・マーリンズから8巡目で指名され、7月にマーリンズへの入団が決まっています。1位で指名された選手が入団しなかったのは、2011年の菅野智之(日本ハム)以来14年ぶりです。

12球団の1位で、結果的に“外れ”になってしまったのはソフトバンクでした。近年は入団しないかもしれない選手を1位で指名する例を見ていなかったので、正直なところ、何か裏があるのかと勘ぐってしまいました。結局、そんなことはなかったですね。ソフトバンクさん、すみませんでした。

抽選から振り返る:当たりくじと外れ1位の1年目

2025年のドラフトでは、1巡目で4人の選手に指名が重なりました。

選手指名した球団交渉権を得た球団
立石正広阪神・広島・日本ハム(3球団)阪神
石垣元気ロッテ・オリックス(2球団)ロッテ
佐々木麟太郎ソフトバンク・DeNA(2球団)ソフトバンク
平川蓮(外れ1位)広島・日本ハム(2球団)広島

抽選を外した球団は、別の選手を指名し直しています(外れ1位)。オリックスは石垣を外して藤川敦也、DeNAは佐々木を外して小田康一郎、日本ハムは立石と平川の2回を外して大川慈英を指名しました。1年目の成績だけを見ると、抽選のなかった単独1位の竹丸と小島が結果を出した年になりました。

阪神ファンとして見た立石正広の1年目

正直に言うと、立石には大きな期待をしていた分、1年目はちょっと期待外れでした。

まずはケガをしない体づくりから

いちばん残念だったのは、入団前からうわさされていたとおり、ケガの多さが出てしまったことです。開幕前に2回もケガをしたら、私なら今シーズンは諦めます。「無事これ名馬」という言葉のとおり、試合に出続けられることも大きな力です。鳥谷さんがいい例ですよね。

打撃は非凡、飛ばす力がある

それでもバッティングには非凡なものを感じました。打率は.192でしたが、ボールを遠くへ飛ばす力は間違いなくあります。

交流戦の前に立石が1軍に上がってきて、竹丸からホームランを打ったときは胸が熱くなりました。将来のエースと四番の対決の序章を少し感じましたが……1年目は2人の間に差がつきました。

守らせる場所には疑問が残った

気になったのは、首脳陣が立石の守備をどうしたいのかが、いまひとつ見えなかったことです。2軍で打てることを確かめるとすぐ1軍に上げていましたが、レフトの守備は危なっかしく見えました。鉄壁とまではいかなくても、普通に守れるレベルにないうちに外野を守らせたことには疑問を感じています。

サードのほうが普通に守れていたので、立石を優先して育てるなら、来季はサードを守らせてあげてほしいです。

来季はサードで1年辛抱、再来年に開花を

テル(佐藤輝明)が残ることを前提にすれば(笑)、テルはライトに固定、森下(翔太)がレフト、立石がサード、という形にしてほしいです。打順は下位打線に固定して、打率が残らなくても1年間辛抱して使ってほしい。そうすれば再来年からは打つでしょう。そのときはテルもメジャーへ行ってよし!

ただ、その前にまずはケガをしない体づくりと、サードの特守を秋季キャンプからみっちりやってほしいです。来年は辛抱、再来年に開花。これでお願いします。

まとめ

  • 1年目から結果を出したのは、竹丸和幸(巨人・11勝)と小島大河(西武・99試合)の2人
  • 巨人にとって竹丸は大正解の1位。阪神は開幕戦からやられた
  • 阪神の立石正広を含む大学生野手は、一軍で経験を積んだ1年目
  • 阪神ファンとしては、立石は来季サードで1年辛抱、再来年の開花に期待
  • 高卒の石垣元気・藤川敦也はこれからの選手
  • ソフトバンクの1位・佐々木麟太郎は入団せず、マーリンズへ

2026年のドラフト会議は10月22日です。今年の1位指名が決まったら、このサイトの指名選手一覧にも加えていきます。過去の指名選手は12球団ドラフト目次から見られます。

出典:成績はNPB公式サイトの個人年度別成績(2026年シーズン終了時点)。抽選の経過と記録は「2025年度新人選手選択会議(日本プロ野球)」(Wikipedia)および同ページが出典とする日刊スポーツ・中日スポーツの記事。

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